Icom IC-R20 2015.05.29

IC-R20改造
ICOM IC-R20ですが、短波放送を受信するにはIFフィルターの帯域幅が広くて使い物になりません。 同シリーズのIC-R10も同様です。
そこで、IC-R20を改造してみました。
FMとAMのIFフィルターの帯域幅が、-6dBで±7.5KHz、-50dBで±15KHzです。 これでは両隣の局も同時に受信できてしまいます。 
設計者に短波放送を受信する方がいないか、知っていてケチったのでしょう。 受信性のは良いのでもったいないです。


回路図をみると、ムラタのCFWM450Eを使用している。 Bバンドも同じCFWM450Eを使用しているので、AバンドのフィルターをCFWM450Hに交換しようと思います。
FMはBバンドに任せる。 Aバンド150kHz - 470MHz Bバンド118MHz - 3305MHz(デュアル受信ノミかも?)
現在、手配中。 ただ、フィルターがあるRFユニットは全部ばらさないと出てこない。 かなり厳しい改造ですね。


CFWM450E

AM/FMともに同じフィルター

ムラタのCFWM450XXは入手できなかったので、LTMシリーズを注文しました。 スペックは同等という話でしたが...
頼んでいたLTM450GWとLTM450HTWが到着したので、早速LTM450GWに交換してみました。 BW=±4.5KHzなので、FMでも使用できそうなところを狙って交換しました
LTM450HTWは、±3KHz


コントロールボードは、下の基板と半田つけされていた。

基板を外すのにBNCの心線とGNDを外さなければならない

結構、難易度が高いです。



やはり両隣が気になるので、LTM450GW ±4.5KHzからLTM450HTW ±3KHzに交換しました。 
聞いた感じでは、かなり狭くなった感じです。 ANLをON/OFFしても効果がありません。(OFFのまま使用できます)
音質重視なら、LTM450GWが良いかもしれません。
今夜、聞いてみます。
ばっちりです。 近隣の混信もかなり良くなりました。 2mのFMを聞いてみましたが、特に問題はありません。 Airバンドもばっちりですね。